損害賠償
まず、損害賠償請求は、①不法行為に基づくものと、②債務不履行に基づくものの2つに大別できます。
①不法行為に基づく損害賠償請求の例としては、交通事故、浮気、暴行などが挙げられます。
②債務不履行に基づく損害賠償請求の例としては、売買契約の目的物を滅失させてしまった場合が挙げられます。
両者の共通点・相違点としては、両者とも、債務者・加害者に帰責性(故意・過失)が必要になります。もっとも、①不法行為に基づく損害賠償請求の場合には、その立証責任が被害者側にあるとされるのに対し、②債務不履行に基づく損害賠償請求の場合には、債務者側にあるとされています。
また、時効の点についても、①不法行為に基づく損害賠償請求の場合には、3年とされている(民法724条前段)のに対し、②債務不履行に基づく損害賠償請求の場合には、10年とされています(167条1項)。
そのため、医療過誤のように、①不法行為でも②債務不履行でも、どちらでも法的構成できる場合には、②債務不履行構成の方が被害者側に有利になっています。
そして、損害賠償に関する紛争の解決方法は、何も裁判だけではありません。
例えば、内容証明郵便を送って任意に支払いに応じるよう試みてみたり、示談交渉による和解をしたり、あるいは民事調停によって合意にしたりすることによって、早期に紛争を解決することができます。
しかし、これらの諸手段は、相手方が任意に支払いないし合意しない限り紛争は解決しません。
そのため、最終的には、相手方の意思によらずに紛争解決できる民事訴訟によることになります。
弁護士 大谷部 雅英(新埼玉法律事務所)は、「示談金や慰謝料の相場、計算方法」「損害賠償の金額の決め方、その請求方法」などといった損害賠償に関する業務を取り扱っております。
さいたま市、川越市、越谷市などの埼玉県、東京都を中心に、関東全域の皆様からのご相談を承っておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。豊富な知識と経験からご相談者様に最適な解決方法を提案させていただきます。
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