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【弁護士が解説】モラハラが原因で離婚するために有効な証拠とは

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【弁護士が解説】モラハラが原因で離婚するために有効な証拠とは

近年、モラハラ(モラルハラスメント)という言葉を耳にすることが多くなり、どのような言動がモラハラになるのかという判断基準が確立しつつあります。
判断基準が確立しつつあるということは、第三者から見ても「これはモラハラである」と認めてもらう必要があります。
モラハラが原因で離婚するという場合は、話し合いの時に感情的になったり、一つの言動に対するお互いの認識違いが生じたりと、難航しがちです。
そこで必要となるのが証拠です。
今回はモラハラが原因で離婚するために有効な証拠についてご紹介します。

モラハラを受けた事実がわかるもの

モラハラが原因で離婚するとなれば、実際にモラハラを受けたという事実が必要です。
モラハラを受けたという事実を明確にするものとして、日記やメモ等が挙げられます。
モラハラを受けた事実は明確に記憶しているという方はいらっしゃると思いますが、人間の記憶は時間が経つにつれて薄れていきます。
記憶を頼りにした結果、お互いの認識が違っていたとなると検証することができず、話は平行線をたどってしまうのです。

これを防ぐためにも、モラハラを受けたと思ったら、手書き、PC、スマートフォン、どのツールでも構いませんので、日記やメモを残しておきましょう。
日記やメモを残す際は、日時や場所、どのような言動があったのかを細かく記載することがポイントです。

モラハラ加害者の実際の言動がわかるもの

モラハラ加害者の実際の言動がわかるものの代表例は、次の通りです。

  • メールやLINEなどのメッセージアプリ
  • 留守番電話
  • 自身がモラハラを受けているその瞬間の録音データ

この3つもモラハラを受けた事実がわかるものといえるのですが、自身の記録と比べると証拠としての力が格段に強いです。
メールやメッセージアプリ、留守番電話であれば、日時が表示され、その日時にどのような発言があったのかがわかります。
自身がモラハラを受けているその瞬間の録音については、自身のスマートフォンの録音機能を使用することで、その日時にどのような発言があったのかがわかります。

このように、誰が見ても「その時にこのような言動があった」という事実を目の当たりにすることができるため、上記3つは非常に有効な証拠といえるのです。

医療機関や相談窓口に行ったことがわかるもの

モラハラを原因とする離婚で、医療機関や相談窓口に行ったことがわかるものを証拠として活用することも有効です。

モラハラによって体調を崩してしまい、医療機関に通っているのであれば、カルテにこれまでの診察の記録が記載されるため、モラハラと医療機関に通っていることを関連づけることができます。

また、診断書を発行してもらうことでも、モラハラによる体調悪化を結びつけることができるので、忘れずに発行してもらいましょう。

モラハラについて公的機関の相談窓口で相談しているのであれば、こちらも相談時の記録が残るため、モラハラと相談に行ったことの関連性を持たせることが可能です。
相談した際には、相談記録の情報開示について確認しておくとよいでしょう。

離婚に関することは、弁護士 大谷部 雅典にご相談ください

ここまでモラハラが原因で離婚するために有効な証拠についてご紹介しました。
実際に証拠を集めるとなると、上手に集められるか不安という方が多いかと存じます。
その時は弁護士にご相談ください。
弁護士 大谷部 雅典は、証拠集めから離婚のお手続きまで、手厚くサポートいたします。

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